第7回ワークショップ「播州織写真展の会場設営と古民家改修ワークショップ・同時開催」in 多可町八千代区赤坂&中野間のご報告
いよいよ11月23日に迫ってきた「多可・播州織のふるさと写真展 〜のこぎり屋根と女工さんたちが見た風景〜」の準備を兼ねて、今回のワークショップは午前中にいつもの中野間での古民家改修作業を行い、午後からは全員で会場となるのこぎり屋根に移動して設営作業を行うことになりました。
中野間の古民家では腐って抜け落ちてしまっている蔵の前の廊下を撤去し、そこに新たな廊下を作り直す作業です。蔵と隣りの奥座敷を繋ぐ部分なので、段差があって少し作るのが難しい部分ですが、大工さんと一緒に相談しながら進めていきます。
そして今回のお昼ごはんは、いつもの羽釜ごはんに加えて、ブリのアラを使ったブリ大根と黒豆、白菜の浅漬とお味噌汁です。おくどさんでのご飯炊きも、すっかり慣れてきた感じです。
午前中からのこぎり屋根で作業をしていたチームも中野間に合流して一緒にご飯を食べ、少しくつろいでから全員でのこぎり屋根に移動。車で5分ぐらい北に移動した八千代区赤坂という集落にある、旧 古来悟織物工場です。
織物工場なので、いたるところに糸埃が雪のように積もっています。これはこれで歴史を感じさせてくれるので、全部は取らずに、窓枠よりも下の壁と電気の傘、床、そして残されてある織機やワインダーなどの機械の掃除をすることにしました。織物の経糸には、擦れて糸が切れないようにするために糊を付けて補強してありますので、その埃もフェルトのように固まっているのでなかなかさっと掃いただけでは取れません。
それと同時に、工場内に大量に残されているチーズと呼ばれる糸の塊を移動させて整理し、穴が空きそうな床に板を張ったり、ステージを作ったり、写真を展示するための板を柱と柱の間に打ち付けていきます。子どもたちはプロの大工さんの仕事に興味津々の様子。
そして、せっかくたくさんあるカラフルな糸を使わせて頂いて、会場内のディスプレイ作り。これも会場内にたくさんあったギアを留め具にして、6個繋げてあちこちにぶら下げました。たった6個でメチャクチャ重たいのですが、とてもかわいい雰囲気になりました。 ちょっと変則的なワークショップでしたが、皆さんに手伝って頂いたおかげで、工場の中が見違えるようにきれいになりました。ありがとうございます!
「多可・播州織のふるさと写真展 〜のこぎり屋根と女工さんたちが見た風景〜」のご案内はこちらです!
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